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住まいの建て時
建築時期は? 見学会などでそう質問すると、「子供が小学校に入学するまでに・・・」という答えが返ってくることも多いです。でも、現実的にはそれとは別の何かが働いて、家づくりが具体的に動きはじめているような気がしています。期が熟す・・・ありきたりの言葉で言えばそういうことなのでしょうが、施主の背中を押す何かがそこには存在しています。
子供や奥様からの一言であったり、 見学した建物からのインスピレーションであったり、はたまた設計者や担当者の一言であったり・・・いづれにしても、そのご家族にとっての「建て時」というものが家づくりにはあると、私は思っています。
お客様との家づくりは楽しいですし、家が完成して喜ばれる顔を早く見たいという気持ちはありますが、やはりいい時期というものがあると、今までの経験からも感じています。
そこで、背中を押された時に、お客さまと同じ側にいて、一緒に家づくりを考えられたらと思っています。
もちろん、今がそうだ!と思った時には背中を押す役回りもしています。
by hosoda
OMソーラーシステム〜集熱開始
猛暑と言われた夏もようやく過ぎ、このところめっきり涼しくなってきました。八ヶ岳南麓の我が家では、すでに朝晩は肌寒いくらい、最低気温が10℃を下回る日もあります。
そこで数日前から天気予報を見ながら一部集熱(太陽で温められた空気の取り入れ)をはじめています。室温設定をして昼間ある程度の蓄熱をしておくと、夜から翌朝にかけて快適に過ごすことができます。
まわりの家ではストーブを焚いているところもあり、これからの時期太陽の恵みに感謝です。我が家では、補助暖房は薪ストーブを使っており、例年12月に入ってから焚きはじめています。
by hosoda
大事な時間〜身体に聴く
3日間にわたる昭和町家での建物見学会も天気に恵まれ、無事終了いたしました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。これから家づくりをされるご家族をはじめ、今回はすでに家を建てられたOBのお客様も大勢足を運んでくださいました。 点検やメンテナンスで時々お会いしている方や久しぶりにお会いする方など、建築談義に花が咲き、楽しいひと時でもありました。
今回は具体的に家づくりを検討されていらっしゃる方の割合が多く、私も何組かのご家族とお話をさせていただきました。いろいろ建物を見たり、ご家族で意見を交わしている今が楽しい時でもあり、とても大事な時間でもあるのだと思います。
専門家集団が集まり、壮大な交響曲を奏でるオーケストラ。家づくりも似たようなところがあります。
それぞれが持つ音を聴き分け、響き合う音で交響曲をつくっていきます。
時折、プロ顔負けの知識を持った方に出会うこともありますが、たくさんの知識だけではいい家は建たないと思います。どういう家に住みたいのか、どんな暮らしをしていくのか、まずはそこに時間をかけてほしいと思っています。
頭で考える前に、身体が感じてることに正直になる。身体はうそをつかないものです。
たくさんの建物を見て、いろいろな人と話をすることをおすすめします。
小澤建築工房の見学会にも、また、ぜひ足をお運びください。気づきや響きがきっとあると思います。
お会いできることを楽しみにしております。
by hosoda
3日間の見学会終了です。
本日は、建物見学会にお越しいただきましてありがとうございました。
お天気にも、恵まれ、たくさんの、お客様にお越いただきました。
3日間誠にありがとうございました。
すでに次の企画もご用意していますので、お楽しみに☆
以上、たか☆ひろがお伝えしました。
住み継ぐこととリノベーション
何らかの理由で手放されたOMの住まいを中古で購入され、新しいオーナーとして住んでいらっしゃる方がおります。 その中の何件かのお宅にメンテナンス(定期点検)でお伺いしています。住まい手がいなくなり、荒れ果てるのではなく、誰かに住み継いでいただけるということは、つくり手である私たちとしてもうれしいことです。
いま、良質な中古住宅の流通市場をつくろうと国の方でもいろいろな動きがでてきています。耐震改修や住宅の点検・修繕の履歴を残すなど様々な取り組みや優遇税制などもはじまっています。
私どものお客様でも、築20年近くなる家もでてきており、次の代に気持ちよく住み継いでもらうために、思いきって手を入れていく必要がある家もあることと思います。
目先の修理だけではなく、この先10年、20年の時間軸で計画を立てて、リノベーションをしていくことも重要になってきます。 いいものをつくり、手を入れ、長く持たせるとともに、すでにある建物のリノベーションや使わなくなった建物の流通にも今後力をいれていきたいと考えています。
by hosoda
お手入れ
辞書を調べると、「よい状態を保つために、整備・補修などをすること」とあります。 お手入れの行き届いている住まいとそうでない住まいの差は歴然としています。 点検などで訪問した時、10年を越えているのにとてもきれいにされているお宅が結構あります。
住まい手の年代によっても、住まいのお手入れに関する考え方にも違いがあるようです。 住まいが良い状態であれば、気持ちよく暮らせます。あまり神経質になってもいけませんが、日々のちょっとした掃除や片付けが大事だと思います。(我が家の反省を込めて・・・)
休みの日にたまにガラス掃除をすると、明るくなり、窓から見える景色もかわり気持ちのよいものです。1日の限られた時間、その中の僅かな時間を何に使うか、その選択の結果が今の状態なんだと思います。
自分の身体もそうですし、人間関係もきっと同じなんだと思います。 気持ちいい暮らしのために、お手入れを心がけたいですね。
by hosoda
便利さの裏側で失うもの
我が家のトイレはINAXのサティスを使っています。 無償でしたが、今まで2度ほど水が止まらなくなって、修理してもらっています。先日は、自動開閉の機能(便器の前に立つと自動的にふたが開くというもの)が故障、修理はせず、現在手動で使っています。
住宅設備に限らず、いろいろな機能が多くなってくるとそれだけ故障も多くなるのを感じます。あらためて身の回りを見回してみると、「そこまで必要?」と思うような機能があふれています。
OMソーラーは基本特許期限が終了した事を受けて、名前は違いますが、いくつかのタイプが世の中に出回っています。 私たちは、自然エネルギー研究所(旧・OM研究所)、地域工務店の協同組合もくよう連、ソーラーの部材を製造開発してきたトモスとともに、同技術を「ソーラーれん」と名付け、普及に向けて取り組んでいます。
システムをコントロールする制御盤も自動化、小型化されたものがでていますが、果たしてそれが目指すべき方向なのかどうか、個人的にはちょっと疑問を感じています。
ほどほど、ちょっと不便・・・もともとOMソーラ−にはそんな言葉が似合うような気がします。ジェット機ではなく、グライダー。モーターボートではなく、ヨット。パッシブデザインの神髄はそんなところに活かされていると思うのです。
築15年を越えるOM創成期の頃の住まい手の方と話をしていると、OMの家を建てるということは単にソーラ−システムの採用ではなく、暮らし方・生き方の選択であったと感じることがあります。
私たちの仕事の本質がどこにあるのか、住まい手に提案していくべきことは何なのか、考えさせられるひと時でもあります。
by hosoda
旺盛な食欲〜シロアリその3
今年の6月から新たにセントリコンを設置したお宅です。7月に行なった1回目のモニタリングの時に、5ヶ所のステーションにシロアリが大挙してやってきていました。今回は2回目のモニタリング。約1ヶ月でベイト剤が2/3以上食害されており、3ヶ所のステーションで新しいベイト剤に交換しました。
餌となる木や水、温度などの条件が揃うとシロアリ出現のリスクは高くなります。あまり神経質になるのも考えものですが、建物外周部の基礎をよく見えるようにしておくことや常に水に濡れているような木部がないかなど、時々チェックすることも必要です。
快適に暮らしていくために、木の特性を知り、住まいにやってくる虫などとも上手につきあっていきましょう。とは言え、あまりつき合いたくない虫も多いのですが・・・
お困りのことなどありましたら、取り合えずご一報を! (055-251-1117)
by hosoda
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農的な暮らしからコミュニティの再生を考える
住まいの建て替えにあたって、先祖から受け継いだ広い敷地をどう活用していくかということが、時々話題にあがります。 庭の手入れなど広すぎる敷地を持て余している人も結構いらっしゃる訳です。
都内ですと、共同住宅を建設したり、敷地を分割して小さな建売り分譲をしたりということがありますが、地域性もあり、山梨ではなかなかそういう訳にはいきません。
ひとつの提案として共有スペースなどを設けて、2〜3軒が集まる小さな家の計画をしたり、敷地の半分くらいをクラインガルテン(市民農園)として開放し、人々が集まるコミュニティづくりをするプランなどもあります。
地域のコミュ二ティが失われていく時代の中で、あらたなコミュニティによる人とのつながりを求めている人が増えているように感じます。誰かと繋がっていたい、誰かに必要とされていたいという根源的な欲求がやはり、ひとにはあるのだと思います。
住まいと庭のあり方が新たなつながりを生み、関係を形づくっていく可能性を秘めているような気がします。まだ、大きな流れまでにはなっていませんが、大地に触れる、命に触れることで忘れられていた記憶に火がつき、人々の意識と行動を変え始めているのだと感じています。
by hosoda
住まい手を訪ねて思うこと
家を建てて数年後、建物点検でお伺いする。竣工時にお会いして以来、数年ぶりの再会という方も多い。点検が済んだ後、その後のご家族のことや暮らしの様子などのお話をお聞きする。
椅子に腰掛け、話をしていて、「なんだかいいなー」と、思うことが多い。家が馴染んできているとでもいうのだろうか。新築の時より断然いい。それは、時がたてば汚れるし、痛みが出てくるところもある。
でも、いい感じで家族とともに成長しているのがわかる。 うれしくなるひと時である
あらためて思う事だが、住まいは家族が暮らす舞台。住まい手の家族が愛着をもって暮らせる家であること、それが一番大事。
by hosoda